浄酎の酒蔵がある広島県・神石高原町はついに最低気温がマイナスを記録する朝が多くなってきました。ストーブのにおい・半纏を着た寝ぼけた子供たちの姿のある朝に、冬の到来を感じます。

 

本日は、神石高原町から在住歴6年の新人スタッフが、思わずお酒を飲みたくなるような神石高原町の「おつまみ」話をお届けしたいと思います。

冬を前に、神石高原町ではたくさんの柚子がなった木をよく見かけます。

道の駅ではこの季節になるとたくさんの柚子が店頭に並びます。

また柚子をつかった「ゆずちゃんジュース」も人気です。

地元の人に伺うと「昔から猿の被害が多くて、猿が嫌いだからとみんな柚子の木を植えたんよー」と言っていました。なるほど。棘も鋭く、酸っぱい柚子はお猿さんを大切な作物から遠ざけるためにも必要だったんですね。

 

そんな柚子、おばあちゃんたち曰く「捨てるところがない!」

たくさんのおいしい食べ方、活用法がある優秀な果実なんです。

今年も柚子をたくさん(段ボール2箱!)収穫した我が家はこんな風に使ってみました。

 

まずは絞って柚子ポン酢作り。お鍋の季節に欠かせません。

湯気と共にお部屋いっぱいに柚子の豊かな香りが…。

さらに果皮と唐辛子と塩で作った柚子胡椒も合わせれば、お箸もお酒もすすみます!

傷のない果皮は柚子ピールに。子供のおやつに、甘いおつまみに変身です。

またすぐ使わない果皮は冷凍しておいてお漬物やお吸い物の香りづけに。

柚子の香りは食欲増進にもつながるんです。

傷がついた部分は今年は自作蒸留器で精油とハーブウォーターにしてみました。

リフレッシュ効果があるので、肌につけるだけでなくマスクスプレーにも最適です。

最後に残った種は、日本酒や焼酎に漬けて化粧水に。

2週間ほどで種のまわりのペクチンという物質が溶け出し保湿効果の高い化粧水になります。

 

先ほど作ったハーブウォーターや精製水で希釈して使用する予定です。

 

今年はざっと5種類に変身した柚子たち。

お酒のおともにおすすめなのはやっぱり柚子胡椒。

お鍋だけでなくドレッシング・お肉・お刺身にとなんでも使えます。

 

今年の冬は柚子の香りに包まれて、ほっこりとお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?