2022年8月12日広島県の神石高原町にあるタナベファーム/タナベ・マリモファームのオーガニック田んぼで農研機構の専門チームの方が実施する田んぼの生態系調査に参加してきました。

タナベファーム/タナベ・マリモファームの皆さん、農研機構の皆さん、先日ナオライとの業務提携を発表した双日の粟木原梨果さん、まめなプロジェクトの福島大悟さん、神石高原観光協会山田政志さん、神石高原役場高橋明彦さんと参加しました。(ナオライ代表三宅は後列左から二番目)

50年オーガニックの田んぼを続けれられている田辺さんの田んぼからは絶滅危惧種や準絶滅危惧種に当たる昆虫や植物が見つかることもあり、農研機構の専門家の皆さんも驚かれます。

農研機構 西日本農業研究センター中山間営農研究領域 生産環境・育種グループ 尾島一史さんはじめプロジェクトチームの方から田んぼの理想的な生態系の説明を受けてから田んぼの調査に入ります。

生物多様性調査の方法は田んぼに入り、虫取り網を20回180度振り、網に入った虫の数をカウントしていきます。(調査後、虫は田んぼにリリースします)アシナガグモ、イトトンボ、ゲンゴロウ、カエル、またサギ類の鳥、そしてウキクサ、チドメグサ等の植物を調査していきます。

調査の様子。網に入った生物をカウントしていきます。

調査の結果、タナベファーム/タナベ・マリモファームさんの田んぼの生物多様性評価は最高ランクのSランクと評価されました。

 

この生物多様性豊かな土壌や田んぼがあるから、元気な稲が育ち、味に深みがある有機米が実り、そし日本酒に醸される。そしてその日本酒から理想的な浄酎が出来上がります。

この調査にナオライが参加させていただくのは三度目ですが、いつもこの調査に参加する度、酒造りにとって一番大切なことを教えてくれます。

稲が育つタナベファーム/タナベマリモファームの圃場 

浄酎が広がれば広がる程、タナベファーム/タナベマリモファームさんのような生物多様性豊かな田んぼが増えてき、各地の日本酒酒蔵さんとの連携が増えていく取り組みにできればと思います。

タナベファームさん、タナベマリモファームさん、農研機構の皆さんありがとうございました!