みなさんこんにちは。

ナオライ神石高原浄溜所です!

4月に入り、神石高原浄溜所では、これまでのパートナー酒蔵さんである「向原酒造さん」、「比婆美人酒造さん」、そして「山岡酒造さん」に続く、第4の酒蔵さん「柄酒造さん」に仕込んでいただいた、100%オーガニック米を使用した日本酒の浄溜が開始されました。

(柄社長に浄溜所にお越しいただいた時の写真)

柄酒造さんは、広島杜氏の古里であり、吟醸酒発祥の地でもある広島県の「安芸津」で酒造りを営んでおり、1848年に創業以来、この地に根差して日本酒を醸しています。

現在は、8代目蔵元兼、杜氏の柄宣行さんが、三浦仙三郎翁の軟水醸造法を受け継ぎ、手作りの味を追求しています。

そのため、商品の品種を厳選し、少量生産にこだわり、目の行き届いた酒造りを行っています。

2018年に起きた西日本豪雨災害時には、壊滅的な被害を受けられましたが、地域の方々が自ら進んでボランティアとして蔵の清掃に駆けつけてくれて、奇跡的な復活を遂げられました。
蔵元兼杜氏の柄さんは、「被害当時はもう蔵をたたんでしまおうと思っていたが、地域の方々のご協力でだんだん綺麗になっていく酒蔵をみて、酒造りを続けていこうという気持ちが湧いてきた」とおっしゃられていました。
今回の浄酎は、そんな地域の方々と共に素晴らしい「酒造り」、「歴史・文化」を育まれてきた、柄さんに醸していただいた日本酒を浄溜させていただいたものになります。

それがこちらです。

柄さんが醸した日本酒から漂うバナナのような芳醇な香りを、ほとんど失うことなく浄溜することに成功し、とても香りの高い浄酎が完成しました!

味わいは45%の度数のわりにまろやかで、口当たりが優しく、口に含んだ瞬間に広がるほのかに甘い香りが特徴的です。

飲み方としては、ロックで飲むのが今まで試した中では美味しいのではないかと思います!

予定よりかなり遅れましたが、一般販売は5月の上旬〜中旬頃に開始する予定です。

販売開始につきましては、また改めてご連絡させていただきます。

それでは、また。

 

《最後に》

新型コロナウィルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

浄溜所では、新型コロナウィルスの感染対策として、作業は基本1人で行っております。

複数人になる場合は定期的に空気を換気し、マスクとゴム手袋は必着し、細心の注意を払いながら作業を進めております。

最前線で奮闘されている医療関係者などの方たちに感謝しながら、今自分達にできることを行っていこうと思っております。

ナオライ株式会社 一同