利益向上、市場拡大、株価上昇と、目に見える数字ばかりを追い続けることが、必ずしも「正解」として求められることがなくなってきた昨今。これからの組織、そして、私たち個人の在り方はどう変わっていくのだろうか?
このヒントを探るべく、これからの社会を創るキーパーソン、称して「醸し人」に迫まる醸し人インタビューを経済誌 Forbes JAPANのオフィシャルコラミストとして連載させて頂いてます。
第7回は、総務省に在籍し、現在は神奈川県庁に出向する傍ら、国家公務員や全国の自治体職員を集めたコミュニティ「よんなな会」を主宰する脇雅昭さん。
県庁では部長を兼務し、また総務省入省後に司法試験に合格するなど多彩な経歴や実績を持ちながら、その底抜けの明るさと「人たらし」なキャラクターが多くの人々を惹きつけて止まない。
今日では5000人を超える規模にまで拡がったよんなな会での活動を軸に、「笑顔を広げる場づくり」について、お話を伺いました。
◎10月21日 公開記事
飲み会は年400回 よんなな会代表が「人を繋ぐこと」にこだわる理由
よんなな会は、47都道府県の地方公務員と中央省庁で働く官僚を繋げることを目的に始めたコミュニティです。年に3回程開催する大きなイベントには、毎回500人以上の公務員が集い、官民問わず志を持って活躍している方の講演を聴いたり、横の繋がりをつくったりしています。
(中略)
今後はこうした出会いの場をいかに「日常化」できるかが重要になると考えています。まずは全国の公務員が出張の時にふらっと立ち寄れて、志あるさまざまな職業の人たちと出会える場、「よんななハウス」を都内につくりたいと思います。
よんなな会が全国に自然発生的に広がっていった理由や、コミュニティ作りの秘訣についても詳しくお話を伺いました。
ぜひご覧ください!
今回インタビューした醸し人
脇雅昭(Masaaki Waki)
神奈川県政策局未来創生担当部長 兼 政策局知事室政策調整担当部長。よんなな会発起人。1982年生まれ、宮崎県出身。2008年に総務省に入省。入省後に熊本県庁に出向、2010年に本庁に戻り、人事採用、公営企業会計制度の改正を行う。2013年から神奈川県庁に出向。広く深い人脈を生かして「よんなな会」を主宰し、国家公務員と47都道府県の地方自治体職員を繋いでいる。
監修=谷本有香 インタビュー=三宅紘一郎 校正=山花新菜 撮影=藤井さおり